スキレットで美味しい卵焼き:セールストーク


スキレット

もう使って

いらっしゃいますか?

スキレットっていうと、

丸い、その重厚な鉄鍋の中で、

赤味の美味しそうなお肉がジュージューと音をたて

美味しそうなお肉の周りでは、美味しいオリーブ油が跳ね上がり

熱々の美味しい香りが、ユラユラユラっと立ち昇る・・・

みたいなイメージが多くありませんか。

うなずいていただいて、ありがとうございます、お客様。

それもひとつのスキレット。

ただ、スキレットの魅力は、お肉をジュ―ジュ―、焼くだけではございません。

焼く以外にも、煮たり、揚げたり、

しかも、フタを使えば、中はオーブン状態。 食材は熱で、下も上も、全部包み込まれますから、食材は芯までしっかりと火が通り、おいしく仕上がるんです。

ですから、一番身近な朝の定番、目玉焼きやハムエッグはもとより

ステーキ、ハンバーグ、鶏肉のもも焼、

そして、餃子はもちろん、ドリアや、ジャーマンポテト、

アサリのワインバター蒸し、アヒージョに、アクアパッツァ・・・。

さらに、

様々な創作料理にいたるまで、大活躍! 

魅惑のスキレット、

実は、一生使える万能鉄鍋、万能フライパンなんです!

その魅惑のスキレットで、今日は、とってもシンプルな卵焼きを作ってみようと思います。

完成はコレ。きれいな黄色に仕上がっていますでしょう! これが、とーっても、ソフトなくちあたりで、とーっとも、美味しいんです!

卵を溶いて、カツオ出汁と、ほんのちょっとのお塩で味付けをして、焼いただけ。オムレツのように中に具を入れず、・・・あっ、たまにチーズを挟んだりしますけどね・・・、今日はシンプルに、卵だけをサッサッサッと焼き上げます。

なぜ、卵焼きかって? お客様、いいこと訊いていただきました。

何故って、それは、もちろん、美味しくできるから。

一般的なフッ素加工のフライパンで焼くよりも、何故だか、美味しくできるんですね。 これ、ホント。

そうなんです。もちろん、これと同じようなことを、フッ素加工のフライパンで焼くことも出来ますよ。出来ますけどもね、フッ素加工のフライパンで焼くのと、スキレットで焼くのと、その味を比べますとですね、スキレットは、なんともいえない ”甘み” と味わいがあってですね、食感もいいんです。

そのワケ、ひとつは、

スキレットが肉厚に作られていて、蓄熱性にとても優れていることにあるんです。なので、食材を入れても温度がさがりにくくて、温度にムラができにくく、なので、卵にサッと均一に火が通るんですね。だから、卵の焼き具合、その柔らかさは、とても均一で、いい食感に仕上がるんです。

それから、

スキレットは鉄でしょう。だから、舐めたら鉄の味ですね、それが微妙に影響するんですね。鉄のフライパンは鉄分を補えるっていいますし、美味しく調理できていうことありません!

ハンバーグを作っても、一般的なフッ素加工のフライパンとは、ひと味もふた味も違うんですよねー。

それから、もうひとつ。

スキレットを使っていますって言うと、「お洒落」っていう言い方される方が多いんですね。スキレットを、なんか、特別な道具のように思われているお客様が多いみたいです。

でもですね、お料理を作る道具ですからね、お料理は毎日作って毎日いただくものですからね、だから、もっともっと身近なものとして、毎日使った方がいいんですよ。

だって、こんないいい道具なんですからね。使えば使うほど、毎日のお料理が愉しくなって、レパートリーも増えて、なので、お料理の腕もぐーんとあがっていくんですよ。

それでね、私、卵焼きっていう、とっても身近なメニューをスキレットで焼いて、美味しくできるところをお見せして、スキレットをもっともっと身近なものに感じていただきたいなって、そう考えたんです。

それに、世間にいろいろあるスキレットのレシピを覗くと、みんなよそ行きみたいなお料理が並んでいて、卵焼きを取り上げているの、なかなか無いんですからねね。

能書きが長くなっちゃいました。すみません。さっそく焼いてみましょう。

1.これ、わたくし愛用のスキレットです。

フタは2種類用意しています。右の方が軽くて使いやすいですが、左の方がスキレットの正統なフタです。このフタには、きちんとした機能と良さがあって重宝するんですよ。後ほど、ご説明いたしますね。私は、この2種類のフタを、料理の内容、食材によって使い分けしています。

2.卵を二つ、カツオ出汁と、お塩をほんのちょっと。

卵をふたつ。そこにカツオ出汁の調味料と、お塩をほんのちょっと入れて用意します。

その時の好みによってはコンソメ味にすることもありますね。その場合はコンソメをごく少量のお湯で溶いて、そして冷まして、すぐに冷めるから大丈夫ですよ・・・これに入れて混ぜてください。

2.油を敷いてから、混ぜた卵の半分くらいを、さーっと流します。

火加減は、最初中火。手の平を底にかざして、温まったなと思ったら、弱めて、細火よりちょっと強めぐらいに。 これぐらいです。

これ以上強くすると、卵焼きのきれいな黄色をだせません。卵焼きにすこし焦げ色がついてしまいます。

スキレットは蓄熱性に優れていますからね、一度熱くなれば、もうあとは、火加減の調整は必要ありません。もっと細火にすることがあっても、強くすることはありませんからね。 覚えておいて下さい。それから、油は薄くサッと。しばし、油が熱せられ、手のひらをかざして、熱いと感じたら、といだ卵を注いで下さい。

3.そしたら、サッとフタをして下さい。中を熱くして上からも攻めます。ほんの10秒くらい。

中の温度が上がりますから、卵を下からだけでなく、上からも熱を加えるわけです。ほんのちょっと、10秒くらいです。

もしも、フタを使わないと、注いだ卵の上部に火が通るまで待つので、その間に、卵に焦げ色がついてしまうんですね。出来上がりの卵焼きの色は、美味しい黄色を目ざします!

4.フタをとると、上面の半分くらいに火が通っています。

5.すぐに菜箸を端から入れて、半分を折り返します。

ここ、くっつくんじゃあないかって、思われるかもしれません。

実は、ここが、普段のお手入れの成果なんですね。

今から、お伝えしておきます。使い終わったあとのお手入れ。洗うときに、中性洗剤など、洗剤は使わないでくださいね。スキレットに染みこんでだ油が、みんなとれてしまいますから。 お手入れの方法は、のちほど。 

6.空いたところに、残りの卵の二分の一を注いで下さい。

この時、スキレットを斜めにして、同時に半月を菜箸で持ち上げて、半月の下に注いだ卵を流し込んでください。スキレット全体に卵を注ぐ感じです。

7.すぐに、手前を向こう側へ折り返します。

8.手前の空いたところへ、残りの卵を流しましょう。

先ほどと同じように、スキレットを斜めにして、同時に半月を菜箸で持ち上げて、半月の下に、注いだ卵を流し込んでください。

9.すぐに、向こう側の半月を、手前に折り返して、ほぼ完成です。

10.ここでフタをして、しばし。10秒くらい。

11.ふっくらとした、卵焼きができあがります。

12.この時ですね、仕上がり具合をですね、お好みで調整して下さい。

菜箸で、このように立たせます。もしも、クニャっとなったら、中はとても柔らかい状態。この写真のようにきちんと立ったら、固めに仕上がっています。

ソフトな卵焼きがお好きな方は、クニャっとした状態でお皿に移してください。スキレットに入れたままにすると、蓄熱性が高いので、固めに調理されてしまいます。

・・・なので、火加減と作業スピードによっては、中を半熟も可能です。半熟もまた、とろとろしていて美味しいですよ。その時のコツは、卵焼きを半分に返す時のスキレットの角度ですね。すみません、ここでは長くなるので省略させていただきます。

私は、これを、毎日お弁当のメインのおかずにしているんですよ。

卵焼きの下、日の丸弁当です。赤いのは人参。実は、朝日が昇る時の、東の空の色をイメージしたものなんです。

いかがですか。

簡単でしょう。フツーのフッ素加工のフライパンと、変わらない使い方でしょう。

それでいて、

スキレットは、フツーのフッ素加工のフライパンよりも、それから一般的な鉄のフライパンよりも、いろいろ優れたところがあって、いろいろなお料理ができるんですよ。

たとえば、

蓄熱性がとてもいいから、ほうれん草、人参、茸など、お野菜を入れてフタをしたら、それだけでお野菜に火が通って、あとは粗引きの黒胡椒かなんかでシンプルに味付けをして完成! つまり、無水調理に使うとか、

そのまま、オーブンに入れて、オーブン料理にも使えますし、そしたら、わざわざ耐熱容器とか必要ありませんものね。

さらに、スキレットのまま食卓に出して、オオーって、食卓の雰囲気を盛り上げることができますでしょう、

そうそう、燻製もできますよ。アルミはくを敷いて、燻製用チップを入れて、網を敷いて、そこに食材を並べて蓋をする、たったこれだけでOK。燻製料理をちょこっと作りたいときなんか、とても便利なんですよ。

それでいて、このように、フツーの卵焼きも美味しくできる。

さらに、このように、お料理を彩る、装飾的な楽しみも、一般的なフライパンを使うよりも増えますね。だから、お料理が、ますます楽しくなるんです!

そうそう、大事なフタのことを言い忘れていました。

スキレットにとってですね、

フタは美味しさを作り出す命みたいなものなんですよ。

私はフタを2種類、使い分けているんですが、どちらも、スキレットの中をオーブンのように熱くして、食材を全体を熱で包み込むっていう効果があります。

それから、スキレット独特のこのフタ。

これには、

実は、しかけがあるんですね。

ひとつは、この重さです。しっかりと閉じられて中の温度があがるでの、圧力をかけるのと同じ状態になるんですね。ですから無水調理も可能になるんです。

それから、もうひとつ、このフタの裏側をご覧ください。ぷちぷちした突起がありますでしょう。これが、お料理を美味しくする ”しかけ” なんです。

このフタをすると、旨味を含んだ蒸気がフタの裏に昇って、そして、この突起からポタポタと食材に降りかかるんですね。つまり、煮汁を食材にお玉でかけるのと同じことが、このフタをすることで、自然におこなわれるんです。これが、美味しく調理できる、秘密のワケなんです。

ですからね、スキレットを購入するときには、必ずフタも一緒に揃えて下さい。フタ無しではスキレットの良さを引き出せません。スキレットの意味が半減、いや半減以下になってしまいます。

街中で、たまにフタを品揃えしていないお店がありますが、それは仕入れ担当者がスキレットの提供価値を、スキレットのお客様へのお勧めどころを、知らないんですね。なので、お客様、そういうの見つけたら、お店のスタッフに教えてあげて下さい。

スキレットはフタが命だって。

いかがですか、お客様。

もう、いうことないくらい、すばらしいでしょう、スキレットは!

それでは、もういちど、このスキレットのいいところ、わすれちゃあいけないから、まとめてお伝えさせていただきますね。

スキレットのいいところ、その1。・・・厚い鋳鉄でできているから、蓄熱性に優れている。

スキレットのいいところ、その2。・・・フタで圧力をかけるから、中はオーブン状態。無水調理や無油料理もできるんです。

スキレットのいいところ、その3。・・・フタの裏側の突起が、スキレットの中の旨い蒸気を集めて、ぽたぽたと、食材に旨い味を振りかけてくれる。

それから、お手入れですね。

お手入れは、洗剤をつかわない。固めのタワシでゴシゴシ焼きカスを落としたら、少し火にかけて水分を飛ばし、あとは、食用油をうすーく、塗っておく。それだけで、1年365日、一生美味しいお料理を上手に作ることができるんです。

さあ、お客様、おわかりいただけましたでしょうか。

スキレットの調理見本を検索すると、美味しそうなお料理、たくさん出てきます。もちろん、そういうことも得意。ただ、それだけじゃあありません。日常の目玉焼きや卵焼きだって、おいしーく、焼くことができるんです。

是非、今日から使って、お客様の、お料理の片腕にしちゃってください。

毎日楽しくなりますよ。

いい道具は、毎日の生活をもっと楽しくもっと嬉しくして、毎日幸せな気分にしてくれますね。Happy !