日本の詩歌一覧

百人一首/恋の歌/英訳・英語で味わう日本の恋/平安貴族の恋愛事情八首

百人一首の恋歌43首の中から、特に心狂おしい8首を選び解説しました。鑑賞の奥行を深めるために、直訳、英訳、英訳のgoogle翻訳、筆者による意訳、を各々載せました。歌は平安時代のものですが、それぞれの感慨が今に通じるものです。恋愛指南のひとつになれば幸いです。

与謝野晶子「君死にたまふこと勿れ」は、中島みゆき「時代」によく合う/七五調の魅力/詩の鑑賞方法を探る

与謝野晶子さんの「君死にたまふこと勿れ」は、中島みゆきさんの「時代」のメロディによく合います。その理由は、双方の詩が七五調で作られているからです。七五調という音調の、なんて美しいことでしょうか。この記事では、その美しさを発見するまでの過程を経て、そして実際に歌って証明をしています。

春宵感懐/中原中也/春のなまあったかい風に感じるもの

この詩のキーワードは「なまあったかい風」だと私は思います。冷たい風が、なまあったかい風になる・・そこには、過去~現在、そして未来への”時間の推移”を感じます。七五調でリズミカルに詠んだこの詩に中原中也は人生という時間軸を投影していたのでは?それを解説しました。

山上憶良が万葉集に詠んだ秋の七草、生態から歌のワケを推測してみた

その昔、万葉集に「秋の野に 咲きたる花を 指折りかき数ふれば 七種の花」と詠んだ山上憶良。一口に秋と云っても長く、七草の開花時期、生育している場所は同じではありません。なのに山上憶良は七草を指折り数えたのです。そのワケを七草の生態を通じて推測してみました。