調理道具のピーラーと耳にしたら、
ジャガイモの皮むき、キャベツの千切りなどを想像する人は多いかと思います。商品パッケージにも「ジャガイモの皮むきに便利です」とか「これでキャベツの千切りもらくちん」というようなコピーが書かれています。
でも、道具というのは、実にいろいろな使い方があります。
ここで使ってみるピーラーは「キャベツピーラースーパーライト」という商品名。その名称から、キャベツの千切り用であることは明白です。
この幅広い刃は、一度に沢山のキャベツを千切りするためにあるようです・・・。
なのですが、
この幅い広い刃を活用すると、以下のような細工に使えるのです。
【大根の華】
以下に紹介した写真は、私が店頭実演時に配布をしたり、講習会用に作成したものです。
1.大根を写真のように半分にします。必要はサイズ感は以下の通りです。
2.このピーラーは刃を支えている枠が樹脂でできています(金属製のものも有り、東急ハンズなどで手に入ります)。キャベツの千切りをする時に、柔らかくしなるようになっているのですね。なので、この大根の薄切りには、少し力と慣れることが必要です。でも、数回試みれば、おおよそ上手くいくようにマスターできます。
3.このピーラー、幅が広いので、こんなことができるのです。
4.大根は、水分をたっぷり含んだ新鮮なものを使って下さい。そうでないと、二つに折った時に、真ん中で割れてしまうことがあります。真ん中で割れてしまうと、その先の仕事に行きつくことができません。
5.私は、作る度に、こういうことを最初に考案した人は偉いなぁ・・と思っています。
6.初めて作る時は形が整わないかもしれません。何個か作っているうちに、すぐに写真のような形にすることができます。
7.花芯に、ここでは人参を使って細工をしています。
花芯には、「いくら」「梅たたき」などが良いかと思いますが、いろいろ工夫をしてみて下さいませ。食卓が華やぎます。
最初は瑞々しい大根の華ですが、2~3時間くらいで水分がだいぶ飛んでしまい、弱々しい感じになってしまいます。まあ、お料理を楽しむ時間としては、十分かなと思います。
このように、
商品名はキャベツピーラーなのですが、その幅広い刃を活用すれば、こんなこともできますよ・・という事例でございます。
◇以下の頁では、同じキャベツピーラーを使って”野菜春巻”を細工しています。ご参考いただければ幸いでございます。
明日もいい日になりますように!
コメント
[…] 幅広のキャベツピーラーを活用した”大根の華”の作り方 | 帽子の上 幅広のキャベツピーラーを活用した”大根の華”の作り方 より: 2021年5月21日 10:09 AM […]