百人一首/春/花と春/春を題材にして詠っている五七五七七、和歌十首
百人一首の中から、春を素材にして詠んだ歌を十首選び解説しました。ただ春の風景を詠んだもの、世の中や人生の悲哀を詠んだもの、恋心の欠片を詠んだもの、いろいろです。ただ、多くは、春の花を題材にして人生の悲哀や無常観を詠んだものが目につきます。解釈は意訳をおこないました。意訳によって歌の味わいと楽しみがグンと増しています。
「実は、そうだったんですね」って思える、そこに発見や再発見がある、そんな記事を書いていきたいと思います。
百人一首の中から、春を素材にして詠んだ歌を十首選び解説しました。ただ春の風景を詠んだもの、世の中や人生の悲哀を詠んだもの、恋心の欠片を詠んだもの、いろいろです。ただ、多くは、春の花を題材にして人生の悲哀や無常観を詠んだものが目につきます。解釈は意訳をおこないました。意訳によって歌の味わいと楽しみがグンと増しています。
百人一首には「世」を詠み込んで、世の中や憂き世の感慨を詠った歌が十首あります。そして古語の「世」は色々な意味を持っています。「世」を詠み込んだ歌十首を紐解き、意訳にて意味を広げ、解説しました。詩歌の世界をお楽しみください。
「心にも あらで憂き世に~」と「ながらえば またこのごろや~」の二首は、人生という長い時間軸を俯瞰した歌です。生きていれば辛いことは多々あります。でもその時、現在、過去、未来を行ったり来たりしながら人生を俯瞰すれば、新たな感情がわいてくるかもしれません。
恋には「待つ恋」があります。「待つ恋」はどのような思いで待つのでしょうか。百人一首の中の恋歌から「待つ恋」を三首選び解説しました。解釈は【意訳】をおこない、詩歌を味わう楽しみ方にも言及しています。
恋歌が多い百人一首。その恋歌の中から、とても情熱的な恋物語を想像させる二首を選んで解説しました。恋歌を味わい、恋の疑似体験をして、ご自身の恋物語に生かしてみてください。
百人一首の恋歌の中から、感情が特に鋭敏に響く歌を選んで解説しました。テーマは「恋と命」です。恋をして、もっと生きたい、今日限りで死んでしまいたい、死ぬ前にもう一度逢いたい・・とかく恋心というのは我儘なもの。でも、そこに味わいがあります。
百人一首の恋歌の中から、恋する感情が特に鋭敏に感じられるものを四首選んで解説しました。そこには、恨みがあり、後悔があり、孤独があり、失意があります。昔も今も同じようです。恋歌を詠んで、恋の思いを味わい下さいませ。
百人一首に、季節を詠んでいる歌は多いのに、冬は少ないです。選者の藤原定家の好みだと言ってしまえばそれまでなのですが、少ないがゆえに、しっかりと味わっておくことで、百人一首全体への理解、そして他の季節の歌への理解もまた、深まるのではないかと思います。
百人一首には秋を詠んだ歌が数多くあります。中世のひとたちは、どのような情景に秋を感じていたのでしょうか。「秋」という語句を詠みこんだ12首を味わってみましょう。
百人一首には同じ言葉を用いた歌が沢山あります。この記事では9首に詠まれている「逢ふ」を詠んだ歌を全部取り上げて、「逢ふ」にどのような意味を持たせたのかを探っています。紫式部も清少納言も詠んでいる「逢ふ」を用いた歌、どのような意味を持たせて詠んだのでしょうか。