介護の詩/大涅槃図・その後/老人ホームでの息遣いと命の灯56/詩境
〔前作品「死前喘鳴・大涅槃図」の 続きです。奥様のお骨箱は残された夫の隣に置かれました〕:ご夫婦で老人ホームに暮らしていても、人生の無常はどちらかを先に旅立たせます。この作品は、先にご逝去された奥様による、老人ホームに独り残された認知症の夫へのラブレターです。事実を素材にして、他界された奥様の視座に立って書きました。
〔前作品「死前喘鳴・大涅槃図」の 続きです。奥様のお骨箱は残された夫の隣に置かれました〕:ご夫婦で老人ホームに暮らしていても、人生の無常はどちらかを先に旅立たせます。この作品は、先にご逝去された奥様による、老人ホームに独り残された認知症の夫へのラブレターです。事実を素材にして、他界された奥様の視座に立って書きました。
ご夫婦で住まわれていて奥様が先にご逝去されました。看取り介護の最後の日の出来事です。それは死前喘鳴から始まりました。この作品では、視座をご本人様とスタッフである私と、ブロック毎交互に置きました。ご本人様の部分は事実を元にした私の想像、他はノンフィクションです。ご本人様を取り囲むご様子は、まるで大涅槃図のようでした。
東京都がカスハラ防止条例を制定をするそうです。実は、私もカスハラ被害を経験してきた一人です。この記事は、私の40年間の小売経験の中から、印象に残っているカスハラ事例・その体験と、実際におこなっていたカスハラ対応策を記しました。お客様は神様ではありません。お客様と店スタッフは、物やサービスを取引する対等な立場なのです。
彼と一夜と共にしたのに、彼はずっと愛していると言ってくれたのに....彼の本当の心が見えない。嗚呼、乱れた黒髪のように心も乱れてしまう・・という歌なんですね、これ。さて、それをどうやって英訳すればいいのでしょうか。難解は古文の和歌でも、英訳することで意味が明確にわかります。味わってくださいませ。
自立の方が転倒をきっかけに自立を喪失していく場合があります。転倒→入院→ADLの低下→車椅子。中には認知機能低下の事例もあります。家族はショックです。そんな時、老人ホームは役に立ちます。老人ホームは自宅介護では困難なことにも対応してくれる終の棲家だからです。車止め、どん詰まりですが一息入れられる場所でもあります。
難解な古文の和歌をとてもわかりやすい英訳で読むことができます。さらに、解説⇒直訳⇒意訳がありますので、英語の勉強にも、和歌の鑑賞を深めることにも、役立ちます。今回のお題は I'm going to die で始まる歌です。「私はもうすぐ死んでいきます」...いったいどういうわけなのでしょうか。
入浴介助を、一度は拒否されても、スタッフを代えることにより拒否はなくなる場合があります。ご入居者様も人の子。その時々の異なる気分や好き嫌い、コミュニケーションの相性があるからです。この作品は入浴介助のスタッフが女性に交代したら、とたんに元気になったお爺ちゃんの話です。
小倉百人一首の第66番歌「もろともにあはれと思へ山ざくら~」の英訳とその解説です。古文は英訳することにより、ずっと分かりやすくなり理解が深まります。直訳も意訳も付けました。「もろともにあはれと思へ」と山桜に語り掛けるその心境を、どのように英訳しているのでしょうか?そして、歌の心にも触れることができます。
ほとんとの時間をベッドに横になり眠っているように見えている方でも、脳は覚醒している場合が多々あります。つまり、眠っているように見えていても、”声をかける” ”手を握る” ”身体をさする” など、その方の聴覚と触覚に訴え続けることは、とても大事なことなのです。この作品は、爪の手入れの最中に私が体験した感慨です。
この歌は恋歌なのですが、とても怖い歌です。自分を振った男へ「貴方は神の罰を受けて死ぬのです」と詠います。何故でしょうか? その理由は歌の中に詠われています。現代語訳だけでは伝わりにくい恋の恨み心ですが、英訳することによって、分かりやすく理解することができます。